2012年5月、工場予定地として案内された場は、震災前はたくさんの人が働いていた縫製工場でした。
この場所を改修して、新たな工場として生まれ変わらせる計画が始まりました。
また、人が住まなくなり、茅葺屋根が朽ちてしまっていた古民家とも、出逢いました。
傷んでしまっていますが、茅葺屋根の立派な古民家で、囲炉裏や土間、昔ながらの造りと、趣きある立派な梁が生きていました。
川内村に残る、貴重な日本の原風景を再生したい。
茅葺屋根の古民家を再生し、村の復興のシンボル、コミュニティースペースとして活用できるのではないかと考えました。
古民家を再生するプロジェクトそのものが、村に新たな動きを創りだしていきます。