かわうち復興祭

2012年、お盆。

コドモエナジーは川内村への進出企業として、かわうち復興祭に参加しました。

かわうち復興祭は村の復興計画の趣旨にのっとり、震災以前に行われていた夏祭りの復活と、外部からの協力も加えた大規模な祭りとして開催されました。

帰村に向けたきっかけ、コミュニティの再生が目的です。

http://kawauchi.npgo.jp/

コドモエナジーのブースは組み立て式の段ボール製。

簡易な暗室をつくり、ルナウェアの輝きを体験していただきました。

ルナウェアピースに復興へのメッセージを書くワークショップも行いました。

沢山の方にメッセージをいただき、みんなのメッセージをボードにし、川内村へ寄贈しました。

ブースの中。

日本の原風景が残る日中の美しい景観だけでなく、夜は大空に瞬く星とともにルナウェアで輝く村になればとの思いから、 小さなルナウェアピースを天の川のイメージでブース内に散りばめました。

縫製工場跡と古民家再生プロジェクト

2012年5月、工場予定地として案内された場は、震災前はたくさんの人が働いていた縫製工場でした。

この場所を改修して、新たな工場として生まれ変わらせる計画が始まりました。

また、人が住まなくなり、茅葺屋根が朽ちてしまっていた古民家とも、出逢いました。

傷んでしまっていますが、茅葺屋根の立派な古民家で、囲炉裏や土間、昔ながらの造りと、趣きある立派な梁が生きていました。

川内村に残る、貴重な日本の原風景を再生したい。

茅葺屋根の古民家を再生し、村の復興のシンボル、コミュニティースペースとして活用できるのではないかと考えました。

古民家を再生するプロジェクトそのものが、村に新たな動きを創りだしていきます。

2012年春、川内村へ

ルナウェア製造工場建設予定の福島県双葉郡川内村。

美しい川が流れる、自然豊かな村です。

2011年3月11日の東日本大震災を端緒として、福島原発事故が発生。

そのことにより、約3000名の被災者が、先祖代々から受け継ぎ、生まれ育った土地・川内村を、 離れることを余儀なくされました。

避難区域見直しを受け、いち早く「帰村宣言」を行った川内村は、ふるさとで再び暮らすために 全力を挙げて取り組まれています。

2012年4月13日、経済的に疲弊している被災地の雇用を生み出せないかと、建設候補地を探るべく、被災地を訪れました。

空港から一番近くて、帰村宣言が出ている村が川内村でした。

飛び込んだ村役場で笑顔で対応してくれる姿に打たれ、ここに工場を作りたいと考え、その日のうちに工場用地を案内してもらい、川内村での工場建設を即決しました。